2017_03
04
(Sat)10:12

木曽福島 山村代官屋敷と福島関

賤母の道の駅がリニューアルしたとの情報をもとに出かけました。

道の駅 賤母は岐阜県中津川市山口の国道19号線沿いにあり、美濃路と木曽路の国境に位置する道の駅です。
中央道中津川I.C.から木曽路への玄関口で、近くには日本文学史に名を残す島崎藤村のふるさとの馬籠宿があります。

道の駅 賤母
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しづも清水
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賤母の山は原生林に近い自然林で、温帯と暖帯の植物が混生し600種類もの植物が自生していると言われています。
植物学的にも貴重な地域として昭和37年『学術参考林』に指定され、特別に保護されています。
『しづも清水』は道の駅賤母のこの貴重な裏山から湧き出た清水を引いたもので『道の駅賤母』の飲み水としても使用しているそうです。

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手水鉢
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水舟
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リニューアルオープンということで、サービスで豚汁を一杯戴きました。
早朝だったので身体も温まり、具だくさんで美味しかったです。
草花が売られていて安かったので、ルピナスの黄色と、ピンクと白の混合を二鉢購入しました。
花売りのおじさまが親切に、
「庭に植えるには4月に入ってから」
と教えてくださいました。
楽しみです。


小野の滝は国道19号線を木曽方面に向かって走っていくと右手に現れます。
国道19号にさわやかなしぶきをおくる唯一の滝で、道路わきにあり手軽に見ることが出来ます。

小野の滝
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小野の滝は木曽八景の1つに数えられ、安藤広重の中山道六十九次の浮世絵に描かれている上松はこの小野の滝の絵です。

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高さ30m、幅10mの滝は、御嶽信仰の行者にとっては水行の場でもあったそうです。
ここからではちょと見えませんが、滝の背後に控える風越山も、木曽八景の「風越の青嵐」として知られる名山です。

不動尊の御堂
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常夜灯
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石碑
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中山道は国道へと変貌し、明治43年には滝の上に鉄道が架けられました。(JR中央本線)
この橋脚も表にはコンクリートなどを最小限にとどめ、石積みを用いて風情を醸し出しています。

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道路沿いでお手軽に見られる滝ということで、魅力的な場所です。
道路わきの駐車場に車を停めて心行くまで眺められました。
丁度中山道を歩く人々の団体さんも訪れ、皆さま写真を撮られていました。


道の駅 木曽福島は、長野県木曽郡木曽町にある国道19号線沿いの道の駅です。
小野の滝より10分程です。

道の駅 木曽福島
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木曽路の国道19号沿では唯一木曽御嶽山を望める場所です。
ウッドデッキからの眺めもおすすめポイントの1つです。
左側に見える建物は御岳教木曽本宮です。
右側の奥に白い雪化粧の御嶽山が見えます。

御嶽山
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御嶽山は、長野県木曽郡木曽町・王滝村と岐阜県下呂市・高山市にまたがり、東日本火山帯の西端に位置する標高3,067 mの複合成層火山です。

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2014年9月27日に7年ぶりに噴火し、未だ山頂付近より煙が立ち上っています。
デジカメ望遠頑張れ!

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御嶽教木曽本宮
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山村代官屋敷は長野県木曽郡木曽町福島にあり、 中央自動車道中津川ICから 60kmおよそ 80分のところです。

山村代官屋敷
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山村代官屋敷は代々木曽の地を治めた代官、山村氏の御屋敷です。
御下屋敷の一部の城陽亭や、山村蘇門の家臣・学友であった石作駒石の書斎「翠山桜」、そして築山泉水式の美しい庭園などが見どころです。

階段左の建物の前が駐車場らしいのですが、停め方が?
縦に止めるには狭く、迷った挙句建物に平行にど真ん中に停める結果となりました。
まあ他に人もいないので・・・・・

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あずまや
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山村稲荷大明神
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門をくぐって左手にお稲荷さんが祀ってあります。

あずまやの横を抜けると、見上げるような大きな桧の木立が両側に立ち並び、清涼とした空気が感じられます。
桧の木立の間を歩いて進むと正面に木曽福島の町の案内板がありました。

木曽福島まちなかマップ
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通路を左手に直角に回ると正面が山村代官屋敷の玄関になります。
玄関右手前に手水鉢と燈籠がありました。

手水鉢
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灯籠
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山村代官屋敷玄関
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山村氏は戦国大名木曽氏の旧臣で、関ヶ原の戦いでの功労により、木曽谷の徳川直轄地支配を任された木曽代官で、福島関所の関守を兼ねていました。
山村代官の暮らしたこの御屋敷で、現存しているのは下屋敷の一部と庭園のみですが、山村家の文化資料、著書、調度品などが展示されています。

甲冑
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いざ出陣!甲冑の付け方の説明が書かれています。

戦国の武将は鎧兜をつけるのがたいへん。
ぐずぐずしていては戦に間に合いません。
ではその着用次第を説明します。
1、ふんどし(越中式)をつける。
2、下着帷子を着てすね当てを左足からつける。
3、篭手(こて)をつける。
4、鎧をつける。
5、頬当て(ほおあて)をつけて兜をかぶる。
以上、これでなんとか出陣できますね。

馬具一式
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鞍(くら)・鐙(あぶみ)・障泥(あおり)
この馬具一式は山村家の儀式に使用されたものです。

裃・陣笠・護身用の鏈帷子
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刀は室町時代作の備前長船則光です。

貝合わせ
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貝合せ遊具一式
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安政年間木曽の饗王料理
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日記から再現されたおもてなし料理のレプリカです。

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「山の幸」だけでなく豪華な「海の幸」もあります。
江戸時代といえば車も冷蔵庫もなかった時代ですよね。
近くに海のない山の奥で海産物はいったいどのように手にいれたのでしょうか?
氷室を作り天然の氷を入れ蓄えたそうです。
冷蔵庫の代わりですね。
これだけのおもてなしができたということは、その権力の大きさがわかります。

廊下
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廊下右側は庭園です。
ガラス戸を開けると木曽駒ケ岳を借景とした築山泉水式の庭園が眺めれます。

下屋敷庭園
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流れ落ちる滝の下にはまだ雪が残っていました。

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下屋敷庭園は屋敷から眺められるように池を中心にして石を並べ、後ろに山を築いて木を植え、裏山から水を引いて小さな滝を造った築山泉水式と呼ばれる庭です。
秀峰駒ケ岳の景色を背景として見られるように造られています。
これを借景といいます。
庭石の一つに10人の家臣が力を合わせお城山から石を引いてきて造ったと、この庭を造った時の様子が石に彫ってあります。
しかしこの文は石の下になっているので見ることが出来ません。
静寂幽遂の景観の庭といえます。

お末社さま
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昔、代官家を守る山村いなりにおまっしゃという木やリを唄うキツネが住んでおり、町の人たちはその歌で吉凶を占いました。
ご神体としてキツネのミイラがまつられています。

お末社さまとは
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木やリを唄うキツネとして親しまれてきたお末社さまは明治3~4年の御屋敷取り壊し中に、お見櫓の下からミイラになって発見され、山村稲荷に奉杞されてご利益あらたの神狐として崇敬されています。

ご神体のキツネのミイラ
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学芸員の方が
「キツネのミイラを見られますか?」
と訊ねられたので、すかさず
「見せていただけるのですか?是非見たいです。」
と答えました。
以前は見ることが出来なかったそうですが、テレビ局が来て以来有名になり、見せてほしいと多くの人が訪れたそうです。
最近は希望される方のみ拝見できるようです。
ガラスの反射でカメラに写しにくくこれが限界です。
写真はお守りとして持ち歩くとご利益があると聞きました。
大きな口を開けて、今にも鳴き声が聞こえてきそうです。
あごのところに穴が開いていたので学芸員さんに聞いたところ猟銃で撃たれたそうです。
痛かっただろうな~。
傷つきながら住みかとしていたお屋敷まで戻ってきたということで、奇跡のような条件が重なってミイラになったようです。
キツネのミイラに 手を合わせ拝んできました。

消防衣装
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江戸時代に山村家家臣が着用した消防の衣裳

看雨山房
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12代良祺公の書斎で書院づくりの座敷

雛人形
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巴御前
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時代が感じられる雛人形ですね。


2館共通券(福島関所資料館・山村代官屋敷)を山村代官屋敷(一般550円)で購入したので、次は福島関所資料館へ向かいます。
福島関所は日本四大関所の一つです。
中山道のほぼ中間に位置し、創設以来約270年間、中山道の要衝として「入鉄砲」「出女」を取り締まった重要な関所です。

関所門(冠木門)
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道路に関所門があり、柱に山村家の家紋の○一文字が見えます。

木曽路文化ギャラリーの駐車場に車を停めて道路を歩きます。

木曽福島関所の絵
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道路を歩いていると右側シャッターに描かれています。
白黒のコントラストの壁の建物に、絵の雰囲気が見事に溶け込んで素敵です。

福島宿
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細い坂道を登っていきます。

地蔵尊
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途中お地蔵様が何体も祀られていました。

福島関所の西門
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関所資料館
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小路から見上げた状態です。

史跡 福島関跡
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福島関所跡復元図
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関所資料館
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福島関跡地から振り返って

井戸
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築地塀跡
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井戸の後ろに見える植木に沿って14間3尺

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福島関資料館入口
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石段を上ると右側に窓口があり、チケットを見せます。

福島関資料館正面
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福島関資料館は当時の姿が忠実に復元され、関所通行に関する資料や関所に置かれていた武具などが展示されています。

上番所
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木曽街道 福島宿
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安藤広重の中山道六十九次の浮世絵
福島関所の様子が描かれています。

火縄銃
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火縄銃(大・中・小)三挺
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首枷・手枷
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つく棒・さすまた・袖がらみ
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関所の三つの道具
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つく棒・さすまた・袖がらみを関所に備えてその威厳を示しました。


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弓矢
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女改めの実際
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女の一人旅は珍しいことで、付き添いの男子が一緒なのが普通であったそうです。
総ての点が手形の文面通りであれば通れるが、改めの時間が約一刻(2時間)を要したそうです。
女性には厳しく特定の発行権者による女手形が必要でした。

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座敷
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勝手
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時代劇で良く見られる御用提灯が壁にかけてあります。

福島関所のジオラマ
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西門
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防火用水
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三角の被いの下に、手桶・樽

土蔵
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福島関所資料館右手奥には土蔵があり、内部には裃や文書等が展示してありました。

歩いてみよう木曽福島マップ
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木曽路文化ギャラリーの駐車場にある案内板

マップを見るとまだまだ見どころが沢山ありそうです。
のんびり町中を散策するのもいいですね。
いにしえの旅人に思いをめぐらし、福島関所資料館をあとにしました。


福島関所資料館より車で約10分程で、道の駅 日義木曽駒高原に着きました。

道の駅 日義木曽駒高原は国道19号線木曽町日義にあり、木曽義仲・巴御前の故郷です。
日義木曽駒高原は、木曽駒ヶ岳の眺望が美しい道の駅で、2006年にできた伊那地方と木曽を結ぶ『権兵衛トンネル』の出口から近く、日義地区は、峠やトンネルの名前の由来になった『権兵衛さん』が住んでいた場所でもあるそうです。

道の駅 日義木曽駒高原
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横に長い武家屋敷風に作られています。

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木曽義仲 旗挙の地 日義
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中山道東西中間之地
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駒岳け夕照
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木曽八景の一つ 駒ケ岳夕照に選ばれた場所です。

中央アルプス木曽駒ケ岳
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雪がまだまだ残っています。
雪化粧の山の姿はなかなか綺麗ですね。
雪のにおいが風に乗ってここまで届きそうです。

ここから岐阜県中津川市阿木のひなまつり 吊るし雛会場に向かいます。

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